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日本語会議フレーズ50選|開会から議事録まで使える言い回し

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各フェーズの末尾に「次のフェーズへ」のミニ動線を置いてあるので、明日の会議までに必要な章だけ拾い読みできます。


会議で使う3つの敬語レベル(A/B/C)— 初見でも60秒で把握

本サイトでは、職場の敬語を A/B/Cの3段階 で整理しています。会議の言い回しもこの3段階で全部書き分けます。

レベル相手敬語の組み方
A同期・親しい後輩のみ文末「〜です/ます」省略可、語彙はカジュアル
B社内上司・社外でもカジュアルな取引先文末「〜です/ます」、定型は丁寧語中心、迷ったらまずここ
C顧客・役員・初対面の取引先・公式の場尊敬語・謙譲語をフル装備、定型を崩さない

会議特有の追加ルールを3つだけ覚えてください。

  1. 議長(chair)はB/C寄りに固定。仮に参加者が全員同期でも、議長としての宣言は「〜いたします/〜させていただきます」を使います。役割が丁寧度を上書きします。
  2. 議事録(minutes)は伝聞主体。「〜とのことです」「〜という方向で進めることになりました」のように、自分の判断ではなく合意事項を 報告する文体 に揃えます。
  3. 内(uchi)と外(soto)の境界を意識する。社内会議に取引先の方が1人でも入っていれば、その瞬間から場全体がC寄りになります。「うちの部長」「弊社の田中」のように、自社の人間に対する敬称も外向きに切り替えます。

A/B/Cのもっと詳しい使い分けは 職場で通じる敬語ガイド を参照してください。本記事ではこのフレームを 6つの会議フェーズ に当てはめていきます。


6フェーズ早見表

明日の会議を時系列で6つに分けると、こうなります。各フェーズでA/B/Cのどれを採用するか、まず全体像で押さえてください。

フェーズいつ代表フレーズ(B レベル)
1. 事前準備会議前日〜直前「明日の議題を事前にお送りいたします」
2. 開会開始 0〜3 分「それでは、会議を始めます」
3. 議論メインの 70% の時間「ご意見をお聞かせいただけますか」
4. 決定終盤 10 分「では、◯◯の方向で進めさせていただきます」
5. 閉会終了 1〜2 分前「本日はありがとうございました」
6. 事後フォロー会議後 1〜24 時間「議事録を共有させていただきます」

フェーズ1 — 事前準備(アジェンダ共有・遅刻連絡・根回し)

会議は始まる前に半分決まります。SERP上の競合は会議室内の発話だけを扱いますが、事前のひと声で会議の質が大きく変わります。

事前アジェンダ共有メール(B / 社内・客先共通の標準)

件名:明日のお打ち合わせ(5/19 14:00〜)アジェンダ共有

◯◯部 田中様

お世話になっております。△△株式会社の山田です。
明日の打ち合わせのアジェンダを事前にお送りいたします。

【日時】5月19日(火)14:00〜15:00(60分)
【場所】Zoom(URLは別途お送りします)
【議題】
 1. 前回までの進捗共有(10分)
 2. 仕様変更箇所のすり合わせ(30分)
 3. 次回までの宿題確認(10分)
 4. その他(10分)

ご不明点がございましたら、事前にご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

メール文面の詳しい組み立て方は 日本語ビジネスメールの書き方 を参照してください。

遅刻連絡3パターン

想定遅延フレーズ注釈
5 分以内5 分ほど遅れて入ります、申し訳ありませんチャットで一行、敬語簡略可
15 分以内急な対応が入ってしまい、15 分ほど遅れての参加となります。誠に申し訳ございません上司・客先には謝罪の重さを上げる
30 分以上大変申し訳ございません、本日の打ち合わせに 30 分以上遅れてしまう見込みです。可能でしたら、◯◯の議題から開始いただけますと幸いです議題の組み替え提案を添える

誤用:「すみません、ちょっと遅れます」だけだと、特に客先には弱すぎます。遅延の見込み時間を必ず数字で伝えてください。

根回しのひと言(事前の1on1や立ち話で)

根回し(nemawashi)は会議の正式議題に上げる前に、関係者と方向性を合わせておく文化です。「ご相談」というキーワードが入ると、相手も身構えずに受けてくれます。


フェーズ2 — 開会(始めますの一声・感謝・名乗り)

開会の30秒で場の丁寧度が決まります。最初の一言は、参加者の中で一番目上の人に合わせて選ぶのが安全です。

A/B/C開会フレーズ表

レベル例文ローマ字注釈
Aじゃ、始めましょうかja, hajimemashō ka同期のみの内輪会議
Bそれでは、会議を始めますsore dewa, kaigi o hajimemasu社内標準。議長宣言として使える
C本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。これより、◯◯の打ち合わせを始めさせていただきますhonjitsu wa o-isogashii naka o-atsumari itadaki, makoto ni arigatō gozaimasu…客先・役員同席の標準

議長宣言の動詞 — 「〜いたします」 vs 「〜させていただきます」

議長の宣言文では、動詞の語尾選びで丁寧度が大きく変わります。

誤用:すべてに「させていただく」を付けると過剰になります。社内の定例会議では「〜いたします」で十分。「させていただく」は 相手の許可を得て自分が行為する ニュアンスなので、客先や役員を相手にしたときだけ使ってください。詳しくは keigo-mistakes を参照。

取引先の方が同席するときの開会

社内会議に取引先の方が1人でも入ったら、開会の丁寧度は その方に合わせてC にします。


フェーズ3 — 議論(最頻場面)

会議時間の70% はここで使います。意見要請・同意・反対意見・質問・割り込み・時間管理 の6サブパターンに分解できます。

意見要請の4パターン

状況フレーズ
指名で聞く(B)田中さん、この点いかがお考えですか?
全体に投げかける(B)この件について、ご意見をお聞かせいただけますか
沈黙のあとの一声(C)恐れ入ります、お考え中のところお呼びかけしてしまい申し訳ございません。少しだけご意見を伺えますでしょうか
異論を募集する(B/C)ここまでで違う見方や懸念点がございましたら、ぜひお聞かせください

同意の濃度差(強い・軽い・保留)

誤用:「了解です」は社外・上司に対しては不適切です。「承知いたしました」「かしこまりました」に切り替えてください。

反対意見の4ステップ緩和(acknowledge → reframe → propose → check)

反対意見はいきなり「いえ」と入らない。4ステップで挟むと場が固まりません。

  1. 受け止め:「ご意見ありがとうございます」
  2. 視点転換:「ただ、◯◯の観点で見ますと…」
  3. 代案提示:「△△の方向もあるかと思いますが、いかがでしょうか」
  4. 確認:「念のため、認識を揃えさせてください」

完成例(客先プロジェクトで仕様変更を断る場面):

ご提案ありがとうございます。ただ、現在のスケジュールで見ますと、この変更は次のリリースに含めるのが難しい状況です。次回リリースで対応する方向もあるかと思いますが、いかがでしょうか。念のため、優先度の認識を揃えさせてください。

質問の挟み方 + 確認の言い回し

割り込み3段階ラダー(gentle / hand-raise / urgent)

強度フレーズ
軽い(B)すみません、ちょっとだけよろしいですか
手を挙げる(B/C)失礼します、1 点だけ補足させていただいてもよろしいでしょうか
緊急(C)お話の途中、大変恐れ入ります。今すぐ確認しておきたい点がございまして…

時間管理3行スクリプト

議長や時間係として使える定型です。

  1. 「予定の時間まで残り10分ほどとなりましたので、◯◯の議題に進ませてください」
  2. 「この件は時間が足りなくなってきましたので、続きは別途お時間を設けさせていただいてもよろしいでしょうか」
  3. 「お時間が押しております。本日はここまでとさせていただき、残りは議事録で共有いたします」

フェーズ4 — 決定(合意確認・アクションアイテム・持ち帰り)

議論を「決定」に転換する瞬間が、会議の生産性を決めます。

A/B/C決定確認表

レベル例文注釈
Aじゃ、これで行きましょう同期内輪のみ
Bでは、◯◯の方向で進めさせていただきます社内標準。議長宣言として使う
Cそれでは、本件は◯◯の方向で決定とさせていただいてもよろしいでしょうか客先・役員。「よろしいでしょうか」で同意を取りに行く

アクションアイテムの言語化(誰が・いつまでに・何を)

決定したら、必ず「誰が・いつまでに・何を」をその場で言語化します。3要素の順序を固定すると漏れません。

議長としては、決定の最後に 「念のため、本日のアクションをまとめさせてください」 と一言入れて、3〜5件のアクションを口頭で読み上げる習慣をつけると議事録漏れが減ります。

持ち帰り宣言(「持ち帰らせていただきます」の正しい使い方)

その場で判断できない論点は、潔く持ち帰るのがプロです。ただし、「いつまでに」「誰に」回答するかを必ず添えます。


フェーズ5 — 閉会(リキャップ・次回案内・感謝)

閉会の30秒で、参加者の記憶に残る印象が決まります。

A/B/C閉会フレーズ表

レベル例文注釈
Aじゃ、お疲れさまでした同期内輪
B本日はありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします社内標準
C本日はお忙しい中、長時間お時間を頂戴し、誠にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします客先・役員

次回会議スケジュールの言い回し


フェーズ6 — 事後フォロー(議事録・フォローアップメール)

会議が終わって1時間以内のフォローが、相手の記憶への定着率を倍にします。

議事録5行テンプレ

【会議名】◯◯打ち合わせ
【日時】2026/5/19(火)14:00〜15:00
【参加者】◯◯(弊社)、△△(◯◯社)

【決定事項】
 - 仕様Aは次回リリースに含める
 - 仕様Bは次々回に持ち越し

【アクション】
 - 田中:初稿共有(5/26まで)
 - 山田:仕様書更新(5/27まで)

【次回】5/26(火)14:00〜Zoom

フォローアップメール2本

社内向け(B)

件名:[議事録] 5/19 ◯◯打ち合わせ

皆様

お疲れさまです。本日の打ち合わせの議事録を共有いたします。
ご認識違いがあれば、明日中にご指摘いただけますと幸いです。

(議事録本文)

客先向け(C)

件名:本日のお打ち合わせ議事録の送付

◯◯部 田中様

お世話になっております。△△株式会社の山田です。
本日はお忙しい中、貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。

下記の通り、議事録を取りまとめましたのでお送りいたします。
ご認識違いやご不明点がございましたら、明日中にご教示いただけますと幸いです。

(議事録本文)

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

メール本文の詳しい組み立ては 日本語ビジネスメールの書き方ビジネスメールテンプレート を参照してください。


オンライン会議(Zoom / Teams / Meet)特有フレーズ集

オンライン会議特有の言い回しは、SERP上どの競合もカバーしていない領域です。現代の会議の50% 以上を占めるにもかかわらず、です。本章で押さえてください。

接続・音声・画面共有のトラブル対応

場面フレーズ
相手の音声が入っていないお声が聞こえないようです。マイクをご確認いただけますか
自分のマイクがミュート失礼いたしました、ミュートにしておりました
画面共有を依頼する恐れ入ります、画面を共有していただけますでしょうか
画面共有を始めるこれより画面を共有させていただきます
回線不安定回線が不安定で恐れ入りますが、一度退出して再接続いたします
音声が途切れるお声が途切れているようですので、もう一度お願いできますでしょうか
聞き取れなかった恐れ入ります、最後の部分が聞き取れませんでしたので、もう一度お願いいたします
音量が小さいお声が少し遠いようですので、マイクを少し近づけていただけますでしょうか

ブレイクアウトルーム・チャット利用

録画開始の宣言

オンライン会議で録画を開始する際は、必ず一言宣言します。録音されていることを参加者全員が認識する必要があるため、無断録画は重大なマナー違反です。

退出の一言(中座 / 早退)

場面フレーズ
中座(一時退出)失礼いたします、別件の対応で 5 分ほど中座させていただきます
早退申し訳ございません、別の打ち合わせがございますので、こちらで失礼させていただきます
会議全体への退出告知大変恐縮ですが、私はこのあと予定がございますので、◯時で退出させていただきます。続きは議事録で確認いたします

役割別3列フレーズ表(議長 / 参加者 / 議事録係)

同じ場面でも、役割が違うと言い回しが変わります。SERPの競合は全員「参加者」前提で書きますが、議長と議事録係は構造的に別物です。

場面議長参加者議事録係
決定確認では、本件は◯◯で決定とさせていただきます私もその方向で問題ありません(議事録に記載)「本件は◯◯で決定」
時間管理残り 10 分となりましたので、次の議題に進みますお時間が押しているので、私の質問は次回に回します(議事録に記載)「△△は時間切れのため次回継続」
質問対応この点、ご質問いかがでしょうか?1 点だけ確認させてください(議事録に記載)「Q:◯◯/A:△△」

議長は 宣言主体 で「〜いたします/〜させていただきます」を多用。参加者は リクエスト主体 で「〜してもよろしいでしょうか/〜していただけますか」を多用。議事録係は 伝聞主体 で体言止めや「〜とのこと」を多用、と覚えてください。


会議特有5つのミス(before / after)

会議の場でやりがちなミスを5つだけ。詳しい敬語ミス一般は 外国人がやりがちな敬語ミス8選 を参照してください。

#ありがちなミス直し方
1客先会議で「了解です」と返事してしまう「承知いたしました」「かしこまりました」に切り替える
2議長として「〜と思います」を連発してしまう議長宣言では「〜いたします」と断言形に。「思います」は曖昧さを残す
3議事録で「〜させていただきます」が多すぎる議事録は伝聞主体。「〜とのこと」「〜という方向で進める」に置換
4反対意見でいきなり「いえ」「違います4 ステップ緩和(受け止め → 視点転換 → 代案 → 確認)に挟む
5オンライン会議で「ちょっと待ってください「少々お待ちいただけますでしょうか」「恐れ入りますが、少しだけお時間をいただけますか」に切り替える

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会議フレーズはここまでが本記事の範囲です。周辺領域は以下の記事でカバーしています。

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